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小野リサ ボサノヴァ・ナイト
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    JUGEMテーマ:音楽
    2015年8月1日(土)妻と一緒に、八ヶ岳音楽堂の「小野リサ ボサノヴァ・ナイト」コンサートに行った。
    3年前にも妻が言い出して一緒に行き、とても良かったので毎年予約しようとしたが人気があって取れず、今年も当初は八ヶ岳高原ロッジの宿泊とのパッケージが予約できず、諦めかけたところでコンサートと八ヶ岳高原ロッジのディナーのみのパッケージを紹介され、併せて八ヶ岳グレイスホテルの宿泊と無料送迎バスの運行を教えていただいたので一も二も無く予約した。

    8月1日は地元を午前中にマイカーで出発し、東名高速、外環道、中央自動車道経由で韮崎インターを降り、北杜市明野のサンフラワーフェスを見てから八ヶ岳へ向かった。
    八ヶ岳グレイスホテルはJR小海線の野辺山駅近く、例の「JR日本最高地点」の踏切の脇に立ち、全室から八ヶ岳のマウンテンビューが一望できるホテルだ。
    当日は小学生のように興奮して朝早くに目が覚め、少し時間に余裕もあったので、到着ビールを飲んで、一眠り。
    定刻に八ヶ岳高原ロッジの出迎えのバスが来て、いの一番に乗り込んだ。
    往路、中央高速を走っているときから八ヶ岳上空には巨大な積乱雲が立ち上がり、前方には雨のカーテンで暗くなっている一角も見えていたが、バスが高原の別荘地に入る前から周りに雷が落ち始めた。稲光が走り、雷鳴が聞こえるのだが、集中豪雨のような雨にはならず、ぱらぱらと降ったりやんだり。
    そうこうしているうちに八ヶ岳音楽堂に到着。
    既にたくさんのオーディエンスがロビーにいた。
    前回と同様、赤白のワインとソフトドリンク、一口サンドイッチがウエルカムサービスで提供され、皆さん美味しそうに召し上がってる。
    何と言っても男性比率が高い!最近見たミュージカルでは観客のほぼ7割から8割が女性だったが、今回は半分ぐらいが男性なのだ。そして皆さん私たちと同年代の方ばかり。アラ5、アラ6といったところ。女性はリゾート風のドレスにハイヒール、男性も私を含めてジャケット着用の方が多く、正直リッチな感じ。
    木造建築の音楽堂の座席は当日の抽選で、運よくほぼ中央の座席が当たった。
    コンサートは午後5時半の開演だが、まだ外は明るく、座席からはホールの周囲の自然が大きなガラス窓を通じて見える。ステージの後ろは芝生の向こうに大きな木が枝を広げ、その後ろの空は時々稲光をきらめかせながら不安な雲行き、雨も降ったりやんだりだったが、コンサートが始まる直前には青空が見えたりした。
    定刻に始まり、まず、今回のバックを務められるピアノのフェビアン・レサ・パネさんと、チェロの伊藤ハルトシさんがステージに上がられ、デュオのインストルメンタルが始まった。ピアノとチェロの響きが周囲の景色や音楽堂の木の天井や壁に染み込み、空気の匂いすら塗り替えていくような素晴らしい導入。ところが、座席の周辺のおばさんたちは二人が誰かわからず、音楽を聞かずにいつまでもバサバサとカタログをめって二人のプロフィールを読み続けるのだ。中にはおやつが入ったコンビニ袋を盛大にカサカサさせる人もいて、バサバサとカサカサにとってもイライラ。
    そんな気分も小野リサさんがステージに登場して盛大な拍手を浴びると吹き飛んだ。
    第一部はそんな導入から、日本語の歌を中心に歌われた。
    前回のコンサートでもバッキングをされたフェビアン・レサ・パネさんとのコンビネーションは素晴らしかったが、伊藤ハルトシさんのチェロが加わることで、足し算ではなく掛け算の素晴らしさとなった。
    小野さんのハスキーでセクシーな歌声をフェビアンさんのピアノがリズムと和音で支え、伊藤さんのチェロがサウンドに深みと豊かな表情をもたらす。
    ピアノもチェロも曲ごとに多彩な奏法で変化を付け、遠雷の響きすら微妙な揺らぎとなって快く、ときどき、ジャズのアドリブのようにクラシックやスタンダードのフレーズを織り交ぜて遊びながら、小野さんの円熟味を増してきたヴォーカルと絡み合って、瞬く間に時間が過ぎていく。
    第一部が終わったときには、もし、伊藤さんのチェロが第一部のみだったらどんなにがっかりするだろうかと思うほど、今回の構成は素晴らしく、ここ数年のベストライブになる確信があった。
    20分の休憩では、めったに見られないプロのピアノ調律を見ることができた。雷が鳴るような気象の変化、温度、湿度の変化があったのだろう。我々には分からない微妙なズレがフェビアンさんには感じられたのか、コンサートに帯同されている調律師さんに修正を指示されたのだと思う。調律師さんの器具が日本製かドイツ製かなどと思いながら貴重な情景を楽しませていただいた。
    第二部が始まり、第一部と同じメンバーが登場して一安心、そしてさらに大きな感動が待っていた。
    小野さんがMCの中で、アントニオ・カルロス・ジョビンが一時期、クラシックの作曲家になることを目指していたことを紹介し、彼の楽曲を歌い始めたのだが、まさに、チェロが加わることでボサノバというジャンルを超えた豊かな楽曲となり、まるでクラシックのコンサートを聴いているような夢見心地の時間が過ぎていった。
    第一部では独特の半分はため息で歌うようなヴォーカルだったが、この部分ではデビュー当時同様の瑞々しい歌声が聞け、嬉しい限り。
    そして、ラストに向けては最新のアルバム「My Favorite Songs」から、それこそ彼女の好きな歌を楽しんで歌う感じで盛り上がって行き、アンコールはルックオーバーザレイボー。
    盛大な拍手が鳴りやまず、他の人が座っていたのでしなかったが、スタンディングオベーションをすべきだと思った。
    会場で「My Favorite Songs」を購入して、帰り道で聞いていたが、それはそれで良いとしても、このコンサートのライブ盤がもし出たら、絶対に買いたいと思った。期待通り、間違いなく、ここ数年でのベストライブだった。

    送迎バスで八ヶ岳高原ロッジに向かい、バイキングのディナー。
    前回は小野リサさんが来て下さったが、残念、今年はなかった。

    翌日は軽井沢に向かい、中軽井沢の星野リゾートと旧軽井沢銀座を散策して帰る。

     
    | 遊児 | 16:03 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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