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「トホホ」はさらに続く
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    女房に言わせると「もう、ここまでくると病気」だそうだ。

    マイクロソフトの「Vistaアップブレードの陰謀」に苦しむなか、欲しくて仕方のなかった話題の「小型ノートパソコン」を買ってしまった。

    本当はEeePCが良かったのだが、Linux搭載版は国内で入手が困難で、WindowsXP版しかなく、明らかに容量不足なので、結局、エイサーのAspire oneを選択した。これはAtomプロセッサ搭載で1GBのメインメモリー、120GBのハードディスクのものだ。

    自分を納得させるためにつけた理由は昔の大学のバンド仲間とライブをやったり、その練習をする際に、MIDIのシーケンサーソフトを稼動させるためということだったが、はっきり言って「ただ欲しかった」というのが本音だ。

    買って以来ずっと持ち歩いている。
    とにかく軽くて、鞄に入れていても苦にならない。
    発熱もそれほどではなく、電車の中でゲームなどをしていてもそれほど熱くなることはない。
    以前のノートパソコンはひざの上に乗せていると熱くて耐えられないほどだった。

    これまでに感じたことは以下の通り。
    液晶の表示は非常に美しい。
    画面はそれなりに小さいが、多少老眼が進んだ目でも辛うじて文字を読むことができる。
    キーボードも両手でブラインドタッチできるサイズなので、使いやすい。
    ここら辺はPocketPCと比べると天地の差が感じられるほどの使いやすさだ。
    (今も使っているPocketPCは結局ソフトが少なく、以前使っていたPalmPCに比べると圧倒的にバッテリーの持ちが悪いのでカーナビ専用機になった)
    ワード・エクセルやインターネット閲覧など一般の処理ではスピードもそれほど遅くはない。これは1GBのメモリーが有効で、XPなら充分な容量ということだろう。
    YouTubeなどの動画もほとんど問題なく見ることができる。ここら辺のスピードはマシンの性能よりネットワークの速さで、内蔵の無線LANはその点で必要かつ充分な性能だ。

    MIDI形式の音楽データを編集する(作曲や編曲を行う)シーケンサーソフトのインストールではいろいろと問題を生じた。
    このマシンには光学ドライブがないので、ネットワーク上の他のパソコンのドライブを共有設定したり、USBメモリーにコピーして試してみたが、インストールの途中で「CD/DVDドライブにメディアを入れてください」というメッセージが出て、インストールできない。
    結局、古い内蔵用のIDEの光学ドライブがあったので、これをUSB接続するためのアダプタを使用して接続してみると光学ドライブとして認識され、インストールすることができた。
    ソフトから音楽のMIDIデータを再生させると、遅くなったり早くなったりして正しく再生されない。これはパソコンの処理能力が追いついていないことを意味する。
    その昔はサウンドブラスターなどのDSP(デジタル音源プロセッサ)チップを搭載したボードで音を出していたものだが、最近はCPUの処理性能があがったためCPU側で処理するようになった。しかし、このパソコンではその処理の負荷が大きすぎるため、楽曲が正しく再生されない。
    プログラムからはウイルス対策ソフトなどの常駐ソフトを解除しろと言って来るが、バンドルされていたウイルス対策ソフトには常駐解除の機能がない。
    結局、USB接続のMIDIアダプタ経由で、外部のMIDI音源に接続してそちらの音源を使う事となった。埃をかぶっていた昔の機械が役には立ったが、パソコンだけで解決できず、ちょっと残念ではある。

    また時々、正常にスタンバイモードに移行しないことがある。
    このとき、画面は真っ暗になるが電源スイッチのLEDインジケータは「起動」を表すグリーンのままだ。ちなみに、正しくスタンバイモードとなったときはオレンジ色になる。
    こうなると一切のキー入力を受け付けず、電源スイッチの長押しで強制切断するしかない。
    先日、スタンバイにしたつもりで鞄にしまい、家に持って帰ってから気がついたら、鞄の中が非常に熱くなっており、バッテリーは完全に放電して起動できなくなっていた。システムは稼動しているのに付属のビニールケースにしまい、鞄に突っ込んだため、冷却が働かず、異常に加熱・発熱したのだろう。むしろ、バッテリーがなくなったことで、発火などの非常事態が回避されたのかもしれない。注意が必要である。

    ちなみにオフィスソフトはOpenOfficeをネットワークからインストールして使っているが、全く問題なし。むしろ軽快に動作している。
    | 遊児 | 13:56 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |
    Comment
    エイサーAspire Oneのその後です。

    MIDIシーケンサのトラブルは、同梱されていたソフトMIDIドライバが原因でした。

    単純な印刷を含め、PCの全ての動作が遅くなったのでいろいろ調べましたが、それしか原因が思い当たらず、アンインストールしましたが改善しないので、思い切って全て初期化して購入時の状態に戻し、ソフトMIDIドライバを導入しないでセットアップし直したところ改善されました。

    システムの初期化はAcerRecoveryManagementというソフトがプリインストールされており、メディアレスでできました。

    その後はUSB接続のポータブルスーパーマルチDVDドライブを追加し、快適に使っていましたが、ある日、DVDにバックアップを取ろうとして、時間がかかるので夜、そのままで寝てしまい、翌朝見ると電源ランプが点灯したまま「突然死」していました。

    電源のみが反応し、後は全く無反応なのです。

    こういう状態はマザーボード上のファームウェアであるBIOSが「飛んで」いることしか考えられません。
    そのうち、電源は入るが、電源スイッチの長押しでも電源が切れなくなり、事態はいよいよ悪化しました。
    とりあえず保障期間中だったので修理に出し、その後でネットで調べたら、この機械は頻繁に「突然死」するようで、対処の方法ももともと機械に準備されているというのです。

    USBメモリーにDOSのファイルシステムとBIOSデータを準備し、ある特定のキーコンビネーションを押すとUSBから起動し、BIOSを元の状態や更新された状態にすることができるというのです。

    しかし、DOSのファイルシステムを構築するためにはフロッピーディスクをシステム起動用に初期化しなければならず、なんと、手近のマシンの全てがフロッピードライブが使えなくなっているのです。そういや、もう何年もフロッピーを使っていませんでした。
    あれこれどたばたして、大昔に買った湿式のフロッピードライブクリーナーでクリーニングしたところ、見事に全て復活しました。

    そうこうしているうちにマシンの修理が終わり、部品は一切交換されず、BIOSの再セットアップのみで帰ってきました。
    BIOSのバージョンが新しくなっており、「突然死」に対応したようで、その後、安定して稼動しています。

    現在は、8時間稼動対応の拡張バッテリーを装着して、電源の心配をせず、いつでもどこへでも持ち歩いて快適に使用しています。
    Posted by: 遊児 |at: 2008/12/15 8:04 PM








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